好きな曲の「好き」がかわいい話

こんばんわこんにちわ、おといぬです。

 

「好き」っていう感情って本当に素敵ですよね。特に「ああ、私はこれが好きなんだ」と自覚した瞬間の高揚感って、この世界で自分が一番幸せになったような、目の前が急に開けたような、何物にも代え難いキラキラした感情だなって思います。大切にしまっておくのがもったいないような、秘密にしておきたいけど話したくてたまらないような。オタクが推しについて語るのも、カップルが惚気話をするのも、きっと根本は一緒で、そういう宝石のような感情なのでしょう。

 

でも、自分の「好き」について語るときは少し臆病になってしまいます(上手く伝えられている気がしないとか、否定されるのが怖いとか、ひかれたらどうしようとかね)。今回のブログも少しだけビクビクしながら投稿します。暖かい目で読んでね。

 


 

私と普段話す人ならご存知かと思いますが、私は坂本真綾さんという方が大好きです。声優さんやアーティストとしての真綾さんももちろん大大大好きなのですが、特にエッセイイストや作詞家など言葉を紡ぐ人としての坂本真綾さんが大好きです。

もうここまで書けばお分かりの方もいるでしょう。今回は真綾さんが作詞した楽曲について語って紹介するだけのブログです笑

 

 

 

最近よく聞いている彼女の曲で「たとえばリンゴが手に落ちるように」という曲があります。

歌詞を見ていただければわかるんですけど、ラブソングです。

(真綾さんの楽曲を全て知っているわけではないので主観で話しますが、)真綾さんの作詞したラブソングって「あなたが好き」とか「君を愛してる」とか直接的な表現があんまりないんですよね。でもそのフレーズがなくてもそのフレーズ以上に相手への愛を感じるような歌詞だったりだとか、聴いている人の「好き」をも思い起こさせるような歌詞だったりするのが、たまらなく好きです。

 

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この曲は何かを決断する(結婚?)カップルの曲なのかな。相手の気持ちが自分と同じであることを確かめるように、曲中で何度も「君はどう思う?」「君はどうしたい?」と問いかけているのが、いじらしくて可愛いなあと思います。

「恋に落ちている」ではなく、「リンゴが手に落ちるように、わかりきっていることでしょう?僕らの恋が始まってるのは」というニュアンスなのもセンスがありますよね。

そして2番(たとえば でたらめな〜)からの歌詞、これが本当にたまりません。何か変化が起きて、何かを見つけて、それを最初に伝えたいと脳裏に君の顔が浮かんだとき。きっとそれが「好き」を自覚したり再確認する瞬間なんでしょう。離れていても君のことを考えてしまうんですねきっと。かわいいなあ…。そうそう、一体全体どういう人生を送っていたら「好き」を「弾け飛んだ七色の胸騒ぎ」と表現できるんでしょうね。言われてみれば確かに「好き」は何色にでも染まる綺麗なものだと思うし、瞬間風速的に弾け飛ぶものでもあるし、不思議な高揚という意味では胸騒ぎだけど…。しかもですよ、「僕はそれを信じたい」んですって!盲目的にこれが「好き」だと決めつけるのではなく、それがそういう感情であると、信じたいんですって!!はあ〜〜なんと奥ゆかしい…。

2番の後もかなりグッとくる歌詞です。「今を変えるのは怖いけど、隣にいて欲しいのは誰?」。そう。君です。君なんですよ。わかりきってるんです、それ以上何もないんです、それこそが全てなんです。それを聞いた上で「君はどうしたい?」。

 

…ああ、なんとピュアなラブソング。

 

一曲通して「好き」も「愛」も出てきてないけど、こんなに可愛くてこんなに素敵なラブソングが生み出せてしまうなんて。なんという、なんという文才…!

 

 

 

 

そう、真綾さん作詞のラブソングといえばもう一曲昔からとても好きな、「プラリネ」という曲があります。こちらも紹介しますね。

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これも相手への直接的なフレーズはないのに、直接的すぎるラブソングです。

 

まず1番のBメロの歌詞(言わなくたって〜聞かせてよ)を見てください。もう、既に、可愛い。きっと君も私のことをちゃんと好きなんだ、私もそれはわかってるんだけど、ときどきでいいから言葉にして欲しいな…ですって!ああ、なんと可愛くていじらしいのでしょう…。

次に1番のサビです。「君と歩いた場所が増えて」いろんなことを知ったんですね。これだけでもう、2人が重ねてきた時間とかそこでなされた会話とかが目に浮かぶようで微笑ましい気持ちになります。そしてその次の歌詞「このままずっとそばにいたら、好きなものだけを見つけながら生きていけるなんて、そんなこと思ったりするんだ」。はあ〜〜〜。好きな人の好きなものって、知りたいと思うし、好きになりたいって思いますよね。私の好きなものと、君の好きなものをお互いに話して毎日発見の日々…。それはとても幸せですね…。この曲「幸せ」なんて一言も出てこないのに、この時点でもう幸せを感じます。

次に2番。この曲も私は2番の歌詞がとても好きです。特にサビ(君に出逢って〜君と一緒に)がたまりません。まず、君に出逢った事による変化として初めに「優しくなった」があがってくる…。パートナーって良くも悪くも似てくるものだから、相手はきっと何をおいても私を思いやるとても優しい方なんでしょうね…。そして「弱くもなって強くもなった」。どちらもあげるのがとてもいいなと思います。パートナーを信じて行動する強さと、パートナーを思って悩む弱さ。なんと表現したらいいかわからないけど、そういう全てを許容して生きている感じに憧れすら抱きます。「君だって すてきになった」、そう自信を持って言えるのもいいですよね…。いい影響を与え合える関係を作るのってなかなか難しいですから。そして次の「笑い方や変な癖が似てきたと気づく今日この頃 それも悪くはない」、この歌詞!!ここが一番好きです!!!そう思えるほど、相手にゾッコンなのでしょうね…。いいなあ、可愛いなあ…。

最後から2番目のサビ(最初はちょっと〜もっと)も大好きです。特別が当たり前になって、でも何か少しづつ毎日違って、当たり前の中にも私だけの特別があって…。そんな君をもっと知りたいよ。う〜〜〜〜〜たまらん!こんなこといつか恋人に言われたいですね…。本当に曲中の私は君のことが大好きなんですね…。

またラスサビ(君と歩いた〜思ったりするんだ)。これ1番の歌詞と同じようで少し違うんです。1番は「好きなものだけを見つけながら」だったのが、ここでは「好きなものだけを数えながら」に変わってる。ここの変化も最高に好きです。例え好きなものを新しく見つけられなくなっても、君との好きなものを数えながら生きていける…。素敵…素敵すぎる……。きっと老後も「君はこれが好きだったよね」とか言って笑い合えるんだろうな。

なんと一途で、なんと愛に溢れていて、なんと幸せがたっぷりなラブソングなんでしょう…!

歌詞を読んでるだけでキュンキュンします、本当に。

 


 

今回は坂本真綾さんの「たとえばリンゴが手に落ちるように」と「プラリネ」を紹介しました。どうでしたか…?笑

歌詞だけでも最高に可愛いんですが、メロディに詞がのり、透き通るような真綾さんのお声で曲を聞くと、また感じ方も変わってくると思うので、気になった方はぜひ聞いてみてください。

 

もしかしたらまた他の曲でも語るかもしれません。その時はよしなに。

ではでは